2010年11月14日日曜日

キャンディー仏歯寺






キャンディーの仏歯寺は、スリランカでもっとも重要かつ有名なお寺です。仏陀の聖遺物である歯ー仏歯を祭ってあるお寺で、連日、スリランカ国内からも多くの参拝者があり、観光客とともにいつもにぎわっています。政治的にも重要で、大統領が新任するときなど、仏歯寺を訪れたり、政治的な相談をすることなどもあるそうです。9月にキャンディーを訪問した折に、現地パートナーの尽力で、仏歯寺の菅主に面会をすることができました。われわれの友好の家プロジェクトを紹介する機会を得ることができました。面会のあと、何百年も変わらず、毎日、定時に行われる仏様にささげる儀式を見学、特別に奥にある仏歯を入れた黄金の聖物を見ることができました。スリランカで最も有名な祭り、キャンディーのペラハラ祭りには、この黄金の聖物を象に乗せて町中を回ります。コロンボのペラハラ祭りは、数年前に見たことがありますが、いつかキャンディーのペラハラ祭りを体験してみたいものです。

2010年10月12日火曜日

南アジア地域連合村友好の家の建設




南アジア地域連合村(SAARC村)は、スリランカの低所得者のための農村開発のモデル村として、2008年にコロンボで開催された南アジア地域連合サミットを記念して大統領の意向を受けた当時のマヒンダナンダエネルギー電力大臣がキャンディー近郊に建設始めた村です。このモデル村つくりに協力するために”友好の家”すなわち、多目的コミュニティーセンターを作り、この施設を中心に保健活動や地域つくりにつながる啓蒙教育、職業訓練などの活動をおこない、強いては、住民自身の自律的活動や地域ネットワークつくりの拠点とするための施設です。公民館といってもよいものです。

2010年10月11日月曜日

大阪スリランカ経済セミナー




大阪商工会議所で9月27日にスリランカ経済セミナーが開催された。大阪スリランカ名誉領事館主催の経済セミナーで、関西担当日本大使、JETROや、スリランカ航空、内戦終了後のスリランカ進出を考えている関西企業やNGOなどやく30の企業や団体が参加した。私は、スリランカ友好の家プロジェクトの紹介と、企業の社会貢献メセナとしてのプロジェクトへの協力やパートナーを呼び掛けた。今後どのような進展があるかは今後に期待。

2010年8月22日日曜日

南アジア地域連合記念村




南アジア地域連合(SAARC)は、インド、バングディッシュ、スリランカなど南アジア地域の国々から構成される組織で、東南アジア地域連合:アセアンのような組織です。SAARC村は、コロンボで開催されたサミットを記念して、私たちの協力者の一人であるマヒンダナンダユース大臣(前エネルギー電力大臣)の肝いりで計画されたモデル村計画で、300家族を目標にしたの村づくりが進んでいて、現在は120家族ほどが住んでいます。このモデル村つくりに友好の家を通じた活動で協力するプロジェクトです。スリランカ保健省の協力を得て、地域保健師を派遣してもらうなど、保健促進活動もおこなう予定です。将来、南アジア地域のモデル村となることを期待しています。

2010年8月21日土曜日

南アジア地域連合記念村




南アジア地域連合記念村は、2008年にコロンボで開催された南アジア地域連合(SAARC)サミットを記念して、スリランカ政府が、低所得者のためのモデル村としてキャンディー地域に建設を始めた村です。キャンディー市内から1時間ほど郊外にあります。ここで、長野スリランカ友好協会(NSLFA)の支援協力プロジェクトとして、2009年から友好の家プロジェクトを開始しました。最初に、多目的コミュニティーセンターとして友好の家の建設が始まっています。

ダンブッラ石窟寺院




キャンディーから150kmほど北にあるダンブッラの石窟寺院。スリランカの世界遺産のひとつで、5つの石窟のなかには多くの仏像が安置され、カラフルなすばらしい天井画がみられます。多くのスリランカ人が祈る姿がみられ、単なる古い世界遺産ではなくいまなお信仰が深く息づいていることがみて取れます。スリランカを訪問した人にはぜひ訪れてほしい場所のひとつです。

2010年8月11日水曜日

アーユルベーダ




アーユルベーダは、スリランカやインドの伝統的医療の一つです。カプセルのようなベッドは、この中に横たわって薬草の薫陶を受けるためのものです。実にたくさんの薬草や香草がさまざまな形で使われています。アーユルベーダを専門とする医師は、専門の医科大学で養成されていて、西洋医療との双璧でスリランカの医療サービスの一翼を担っています。スリランカの人々も西洋医療とつかい分けており、慢性疾患や生活習慣病にはアーユルベーダ医療を好むようです。専門の病院や診療所も数多く見られます。友好の家プロジェクトでもアーユルベーダ医療を活用する計画です。

2010年8月7日土曜日

スリランカのエアーズロック



スリランカのコロンボから北東2時間ぐらいのところにクルネーガラという町があります。トリンコマリーからコロンボへの帰途に立ち寄った町ですが、この街にはオ-ストラリアエアーズロックのような巨大な一つ岩山があります。頂上には、大きな仏陀の像が立っていて町からよく見え、1-2時間で頂上まで登ることができるそうです。スリランカには、山の頂上は神聖な場所のようで、あちらこちらで山の頂上に仏塔などお寺が建てられていて、中部にあるアダムスピークが神聖な場所として有名です。

水牛のヨーグルト



スリランカの食べ物の話をひとつ。たくさんのスパイスを使ったカレーがスリランカの食べ物の中心なのはもちろんですが、スリランカでちょっとやみつきになったのが、カードと呼ばれる水牛のミルクから作ったヨーグルトの一種です。蜂蜜をかけて食べるのですが、ヨーグルトにはない微妙な酸味と甘みが混ざった味に虜になりました。食事のたびにデザート代わりに食べていました。道路わきでその土地その土地のカードが素焼きの容器で売られています。このほか、ビイッタラッパという米粉とココナッツミルクでボール状に揚げたものもよく食べました。写真は、ホテルのレストランでビタラッパを焼いているところです。

2010年8月6日金曜日

スリランカのダンサー




ランの一種、スリランカダンスを踊っているダンサーの姿のようなランの花。このランが、キャンディーのパートナーであるサラット氏の素敵な家でかれから教えてもらいました。サラット氏は引退した政治家でもあり、また私たちのプロジェクトの支援者でもあるマヒンダナンダユース大臣の秘書でもあって、地元の関係者や組織との連絡や調整をしてくれている大切なパートナーの一人です。

2010年8月5日木曜日

ペーラデニヤ植物園



ペーラデニヤ植物園は、キャンディーにある(ペーラデニアという町)広大な植物園で、スリランカのスパイスを始め、写真のような固有の巨木や珍しい花、ランなどなど様々な植物を見ることができます。仏陀との関係で有名な菩提樹は、インドから仏教とともにスリランカに入ってきたもので、NHKの世界遺産への招待状という番組で紹介されたように特別な木で、スリランカのいたるところで大切にされています。カプワという菩提樹を守る特別なカーストがあるということも、NHK番組で初めてしりました。

2010年8月4日水曜日

何という名前?



花(木)は何という名前でしょう?トリンコマリーの話題から少し離れて、この花は、キャンディーのペーラデニア植物園で見かけた木(花です)。何とも言えない美しい花ですが、何という名前でしょうか?もしご存知の方がいたら教えてください。ペーラデニア植物園は、とても素晴らしい植物園で、スリランカの代表的な植物を見ることができます。キャンディーと合わせて、ちょっと紹介しようと思います。

2010年8月3日火曜日

トリンコマリーの母と子


トリンコマリーの小学校を案内してくれた親子。二人の子供と夫と住んでいるという家は、小さな家だったが、電気とTVが入っていた。水道が来ていたが、水道代の未払いのため水は止められていて使えず、近くから運んでいるとのこと。夫は兵士で、監視所の任務についている。シンハラ人のため、兄弟の一人がLTTEに連れ去られて行方不明になったままと話してくれた。このあたりはタミールとシンハラ人が混在しているとのことで、近くの病院のスタッフもそうだった。

2010年8月2日月曜日

トリンコマリー小学校教室


トリンコマリーの小学校の教室です。小さい教室で、2学年の複合教室ですが、きれいに整頓整備されていました。日曜日なので、残念ながら生徒はいませんでしたが、かなり広い校庭もあり、お祈りのための小さな小屋やトイレ、食堂などもありました。校庭の隅には、保育所も併設されていました。遊びに来ていた生徒の母親が案内してくれ、さらに自宅にもつれていってくれました。学校のそばを線路が走っていて、列車が通過していきましたが、踏切には監視所があって2名の兵士が監視を続けていることに、25年間の内戦の影響が残っていました。

2010年8月1日日曜日

トリンコマリーの小学校


トリンコマリーの小学校を視察しました。30人ほどの生徒がいる小さな小学校で、教室は3つ、2学年が一つの教室をつかっていましたが、きれいに整頓され、黒板や机も整備されていました。医療と同様に教育は無料で、初等教育の充実もスリランカの強みのひとつでしょう。長野スリランカ友好協会では、津波孤児支援に加えて北部の孤児教育支援も実施しています。

2010年7月30日金曜日

トリンコマリーの地方病院


Peripheral Unit(Subdistrict Hospital)は、2万人ほどの人口が対象で、医師数人、そのほかのスタッフでこの地域の医療サービスを住民におこなっています。訪問したのは日曜日でしたが、医師が1名在勤していて、救急患者に対応する体制がとられていました。紹介患者は、町にある総合病院(県病院)に送るということでした。病院玄関には救急車が待機していました。入院患者は多くはありませんでしたが、ともかくもスタッフが休日にもきちんと待機する体制がとれることが、スリランカの初期医療体制の強みでしょう。

2010年7月29日木曜日

トリンコマリーの地方病院


トリンコマリーで訪問したPerifhral Unitという地区病院のひとつしたのレベルの病院の写真です。突然の訪問と視察要請にもかかわらず、こころよく病院の案内と説明をしてくれました。この地区は、タミール人も多く住む地区で、スタッフにもタミール人がいるということでした。医療器材や設備が整っているとはいいがたいのですが、2万人ほどの人口を対象にして、医師はじめスタッフがきちんと配置されているのがスリランカのPHCの強みです。

2010年7月27日火曜日

トリンコマリーの町の風景

 
トリンコマリーの町の商店。小さな商店が並んでいますが、日用品はとても豊富です。観光客相手の土産物店といったお店は見かけられませんでした。地元の人々の生活の場で、まだまだ外国人観光客は少ないようです。前夜にこの近くの屋台で食べたたこ焼きのような揚げ物がとてもおいしかった。スリランカの海岸はどこもすばらしく美しいのですが、トリンコマリーも素晴らしい海岸をもっていて、将来たくさんの観光客を迎えることになるだろうと思いました。
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2010年7月26日月曜日

トリンコマリーの寺院



トリンコマリーのヒンズー寺院。スリランカでは、仏教徒がもっとも多いのですが、ヒンズー教徒も多く、町にはヒンズー寺院も多く見られます。北部では、タミール人も多く、ヒンズー教徒が多いと聞いています。モスリムも多く、モスクもありました。多民族、多宗教の国で、友好の家:Friendshipのコンセプトはもっとも大切なキーワードのひとつと考えて、友好の家という名前のプロジェクトにしました。

2010年7月23日金曜日

トリンコマリーのダウンタウン


トリンコマリーの中心部です。近くにマーケットやヒンズー寺院、モスクや商店街があって、日用品は何でも手に入るようです。町中に直前に行われた選挙のポスターが残っていました。大きな町ではないので、すこし歩くとはしからはしまで歩けます。まだ、外国人観光客はすくなくて、地元の人たちが買い物をしていますが、町から数十分の美しい海岸には、観光客相手のホテルが営業していて、急速に増えてきているようです。

トリンコマリーの市場

 
トリンコマリーの市場には、たくさんの野菜、魚、肉などが売られていました。紛争の影はなく、いまは平和で豊かな日常生活がもどってきていることがうかがえます。市場のところどころには、直前におこなわれた大統領選挙や議会選挙などのポスターがあって、なんだか、内戦終了後の政治的な課題がかいま見えました。途上国のマーケットを歩くのは大好きです。
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2010年7月22日木曜日

トリンコマリー監視所


トリンコマリーに通ずる道路には、数百メートルおきにトーチカのような監視所があって、それぞれの監視所には兵士が2名くらいずつ詰めていました。カメラを向けるのにはしょうしょう躊躇しましたが、写真のような田んぼのなかの監視所には、水牛がゆっくりあるいていて、コントラストがとても複雑な思いがしました。

2010年7月21日水曜日

トリンコマリー


この5月の連休にスリランカ東部の町トリンコマリーにいってきました。昨年までLTTEの支配地で、25年にわたるスリランカ内戦がおわり、ともかく平和がもどってきた町です。美しい海岸で、市民が海水浴を楽しんでいました。平和がもどってきたから,,というビーチにいた市民のつぶやきがこころに響きました。
トリンコマリーに通ずる道路には、まだ数百メートルおきにトーチカのような監視所が並んでいて、初めての旅行者には緊張しますが、兵士たちリラックスしているように見えました。