乳児死亡率IMRゼロは、岩手県の沢内村のことが有名です。1962年に初めて乳児死亡率ゼロを達成しましたが、健康管理に力をいれた成果として、単に母子保健だけでなく、包括的な保健医療状況が改善して初めて達成できるものであって、地域保健システムの改善を示す大事な一里塚・ランドマークだからです。
10年前から健康な村づくりのコンセプトによって協力活動をおこなってきたフィリピンのベンゲット州カパンガン地域で、2010年に初めてIMRゼロを達成しました。2001年に初めて佐久を訪問してから農村保健センターRHU医師としてこの地区で保健医療を行ってきたDrラルアンとそのチームたちにとって誇りべき成果と言えます。10年来、ここでの保健医療活動を見続けてきた私にとっても大いなる喜びでした。
今後は、乳児死亡率ゼリ達成にいたった要因に評価分析を進めることが大切な作業と考えています。
0 件のコメント:
コメントを投稿