2011年6月15日水曜日

インドネシア青年研修事業の委託



2011年度のインドネシア青年研修事業を農村保健研修センターで実施することが内定した。この研修は、2008年、2009年と研修センターで実施したもので、今年度で3回目の委託ということになる。20代後半から30代の若い保健医療従事者が約2週間、研修センターで合宿のような研修を行った。広大なインドネシア各地から参加し、彼らたちも、日本にゆくことになって初めて会ったというようなインドネシアの青年たち共有する2週間は、受け入れる私たちにとっても得難い体験をすることができた機会となった。何名かの参加者はFBを通じての交流を故国後も続けている。青年研修修了者たちと共同プラグラムを計画実施したいというのが現在の夢、、もちろんコンセプトは健康な村づくり運動。

2011年6月12日日曜日

乳児死亡率ゼロ



乳児死亡率IMRゼロは、岩手県の沢内村のことが有名です。1962年に初めて乳児死亡率ゼロを達成しましたが、健康管理に力をいれた成果として、単に母子保健だけでなく、包括的な保健医療状況が改善して初めて達成できるものであって、地域保健システムの改善を示す大事な一里塚・ランドマークだからです。
10年前から健康な村づくりのコンセプトによって協力活動をおこなってきたフィリピンのベンゲット州カパンガン地域で、2010年に初めてIMRゼロを達成しました。2001年に初めて佐久を訪問してから農村保健センターRHU医師としてこの地区で保健医療を行ってきたDrラルアンとそのチームたちにとって誇りべき成果と言えます。10年来、ここでの保健医療活動を見続けてきた私にとっても大いなる喜びでした。
今後は、乳児死亡率ゼリ達成にいたった要因に評価分析を進めることが大切な作業と考えています。